民法 まずは図を描く

学習前の心構え

今回は民法を解く際にまずやることについてお話します。

民法の対策は、日頃から問題を図式化し、肢一つ一つも図に書いて検討していく癖をつけることです。

既にやられている方も多いかと思いますが、とにかく視覚化することです。その上で、「誰が」「どの相手方」に「どうなのか」を明確にします。

図の書き方は自分が分かればokです。実際の試験では意外と余白もあるので、そこに書いていきます。

図式化するコツは「A」や「B」の状態を一字でわかる様に下に小さく書き込んだり、今の所有者は誰なのか、建物は誰のものかなどを書き込んだりし、その上で「〜することが出来るのか」を時系列として①や、②とした矢印上に○や、×を付けたりと、問題をみたら図のパターンがパッと頭に浮かぶくらい、日頃から図を書く癖を付けていきます。

また問題では、Aや、Bなどの具体的な登場人物がいない場合でも図にできそうな問題は勝手にAやBを登場させて図式化させ、また判例の内容も自分が覚えやすい例に変えてしまいます。

例えば、造作買取請求権の判例なら→
「ベランダ取付けたからその分金よこせ」
=×

同時履行の抗弁権の履行の継続性の判例は→
「昨日テレビ持ってきたんだから、金払え」
=×

などと、自分が覚えやすいシンプルなものに変えて覚えます。
(例としてR2の問32をストーリーに載せておきます)

複雑な権利関係も図式化することにより、整理されて頭に入り、また手を動かして問題にあたることで記憶力定着に繋がり、最悪分からなくても、問題文をじっと見て考えるよりも図で見て考えている方がより正解を推測しやすくなります。

今回は民法の問題を解く基本的な図式化の話でしたが、次はもうちょっと踏み込んだ問題の解き方を紹介したいと思います🔍

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