今回は行政法の「国家賠償」について確認します
◆国家賠償
→”違法”な場合に国民に対して償うもので、根拠は【憲17条】にあります
この規定は、公務員が不法行為により損害を与えた場合に、国または公共団体に賠償を求めることができるものです
◆国家賠償の4つの手順
①賠償の仕方について、個別法の定めがある場合はその定めに基づいて賠償する
②個別法が無い場合、公権力の行使によって損害が発生した場合には、国家賠償法1条によって賠償する
③公の営造物の設置管理に問題があって損害が発生した場合は、国家賠償法2条によって賠償する
④どれにもあたらない場合は、民法の規定によって賠償する
「公の営造物」とは、川や堤防などです
国家賠償はこれらの4つの手順により賠償を求めることができます
次回は、公務員が故意または過失で起こした行為をなぜ、国や公共団体が賠償するのかについてみていきたいと思います📝