前回まで、任意後見契約のメリットとデメリットについてお話しさせて頂きました。
今回はその任意後見契約締結までの具体的な中身についてのお話をさせて頂きたいと思いますが、長くなってしまうので、今回はその①〜④までについてお話しさせていただきます。
◆任意後見契約締結までの手続きの流れ
①依頼者様に「何をしたいか、何をしてもらいたいか」についてまとめていただきます。
②依頼者との面談
ここでは、依頼者様が契約行為が可能かどうかを判断することになります。
③任意後見人となる人を選択
後見人の資格については特にありませんが、後見監督人選任申立の時点で、欠格事由がある場合には後見監督人の選任はされないことになります
④任意後見契約と代理権目録の内容を検討
ここでは次の2点について検討します
・どのような事項を後見人に依頼するのか
・任意後見契約書のほか、生前事務の委任契約、死後事務の委任契約などの作成は必要なのかどうか
この契約書については、「コスモス」の会員であればコスモスの契約書のモデルがあるので参考にすることができます🍀
(※参照:一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター入会前研修テキスト)