<成年後見制度>身上監護の住まいについて

成年後見制度

今回は成年後見制度の身上監護の「日常生活支援」についてお話しさせていただきます。

ここでは、代理権若しくは、同意権(取消権)を有している成年後見人等の支援者を想定しております。


◆住まいについて
支援の開始時点で、ご本人様がどこで、どのように生活を送っているかが、まず第一のスタートとなります。

在宅でかつ独居であるけれども、徘徊の傾向を持つ方や、調理や喫煙後の火の管理に不安がある方、また自宅や自室に鍵をかけることができない方などについて、ご本人様の安全を最優先に考えて施設への入所を検討してみたけれども、様々な理由により在宅生活を継続せざるを得ないというケースがあります。

また、施設で暮らしてる場合であっても、施設内の生活態度や人間関係などの理由で施設の運営者から退去を求められるケースも考えられます。

成年後見人等としては、このような状況であればまずはその事実を確認し、その理由を分析した上で、ご本人様の生活圏を確保するために、現在の生活を維持するのか、より適切な環境を提供が望ましいのかを検討する必要があります。

その際には、ご本人様の経済状況、健康状況、人間関係などについて、ご本人様の自己決定権を補完、拡張という理念のもと考えていく必要があります🍀

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