今回は成年後見制度の制度設定の「3つの基本理念の中身」についてお話しさせていただきます。
◆自己決定の尊重
後見人等は、その事務を行うに当たって、ご本人様の意思を尊重しなければなりません。それに加え、ご本人様の利益の保護と同時に自己決定権の尊重を優先しなければならないとしています。
◆残存能力の活用
障がいのある人が自分らしい生活をおくるためには、ご本人様の失われた能力に注目するのではなく、今ある能力を最大限にし、生活ができるように活用していくことです。
◆ノーマライゼーション
この言葉の意味は、障がいのあるひとも家庭や地域で一般の人と同じような普通の生活、権利などが保障される様な環境の整備を行うことを意味しております。
バリアフリーやユニバーサルデザインはこの理念の実現のための手段とされています🍀
(※参照:一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター入会前研修テキスト)