今回は成年後見制度の「相談者ごとの留意点」についてお話しします
◆相談者がご家族・親族の場合
まず最初に確認すべきは、ご本人様は本当に行為能力が低下しているのかについてです
相談者が「本人は判断能力が低下している」または「認知症の症状が出ている」などと言うフレーズをそのまま鵜呑みにすることは危険です。
可能な限りは、複数回に渡りご本人様にお会いし、その必要性を自ら確認することが大事になってきます。
なぜ複数回の確認が必要かというと、ご本人様のその時々の体調や感情によりその態度にバラつきがあるためです。
極端な事を言うと、その日の天気によりご本人様の体調や感情状態に変化があるくらいです。
そのような微妙な変化を見極め、ご本人様の後見の申立が本当に必要であるのかどうかを判断していくことになります🍀
(※参照:一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター入会前研修テキスト)